20年後には1億円貯めて億り人になれそうです
「つみたてNISA」を、はじめて約1年がたち約26万円を積み立て投資した状況です。
投資先の投資信託を見直したりしようかと思い、最近の運用成績を確認しました。1か月に一回程度は状況を確認していますが、ありがたいことに投資開始からマイナスになることはなく、徐々に運用資産がアップしています。
このまま継続した場合、20年後にはどのくらいの資産となるのかシミュレーションしてみたら1億円も夢ではない(?)結果となりました。
つみたてNISAとは?
通常、株式投資や投資信託などで得られた利益は、20.315%の税金がかかります。
100万円投資して5%(5万円)の利益が出た場合は、約1万円が税金で取られて手元には4万円程度が利益となります。投資だけでなく実は銀行の預金の利息にも税金が掛かっています。
「つみたてNISA」とは税制優遇の1つで、投資信託で得られた利益に対して税金が掛からない(非課税)という制度です。
40年間の長期投資をコツコツして老後に備えるのが目的の1つなので年間の上限は40万円と低く抑えられています。期間は長く、投資額は小さくです。
詳しくは、金融庁のつみたてNISAのページをご確認ください。
他にも、税制優遇には、NISA(上限120万円/年x5年間)やiDeCoといったものもあります。ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)もありますが2023年末に制度終了となります。また、NISAに変わり、新NISAという制度も2024年からはじまります。
「老後2000万円を貯めておかないと生活できなくなる」って騒ぎだして一気に脚光を浴びましたね。
つみたてNISAをはじめた理由
私の会社でも、確定拠出年金(DC)を採用しだしましたし、老後の資金は自分で何とか準備を進めておかないといけないという「世の中の流れ」が一番のモチベーションでした。
「税金がかからない(ただしリスクはあり)」ので気楽な気持ちで、とにかく「つみたてNISA」をやってみようと初めました。
金融リテラシーもかなり低い状態でしたし、リスクもありますので、資金は少な目で味見からはじめました。
金融知識を付けるには、
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の流れで抑えていけば簡単に知識が身に付くでしょう
つみたてNISAで投資を1年間してみました
成績が好調だったので、途中から投資金額をアップもしていて、それでも1年経った現在で投資総額が265,500円です。結構多いと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、つみたてNISAの積み立て上限は年間40万円(月あたり33,300円)です。
2021年からは、上限の40万円になるように金額設定を増額しています。
つみたてNISAの運用実績
前置きが長くなりましたが、「つみたてNISA」の運用実績は
- 買付金額(投資額・元本): 265,500円
- 評価額(合計): 324,100円
- 利益(運用収益・含み益): 58,600円
- 利益率: 22.07%
一般的に長期の投資運用の利益率は5%程度(3~7%)と言われています。
投資の神様と言われているウォーレンバフェットさんの運用利益率が15%程度ということで、私の、「つみたてNISA」1年目の投資は非常に好調という事になります。
ちなみに大手銀行に預けた場合の利子は、0.001%です。
(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など)
銀行の利子(利息)を冷静に見てみる
大手銀行の利子は0.001%です。
よって100万円預金すると、100万x0.001だから、利息は年間100円ではないですよ!
0.001%なので、100万x0.001÷100ですので、なんと1円です。あまりに安いので間違いそうになってしまいました。
ちなみに、私が利用している楽天銀行は利息は0.02%ですので通常でも20倍の利息がもらえます。意外と知らない人が多いんですよね。
私は会社の給与が三菱UFJ銀行に入りますので、すぐに楽天銀行に移すようにしています。更に利息が0.1%になる方法もこの後、紹介しています(100倍です)。
銀行に100万円という大金を1年間貸してあげて、1年後に1円しか貰えないって。。。
銀行の利息は低いという認識はありましたが、改めて計算してみると非常に残念な結果です。
フラット35の住宅ローン金利は年1.3%程度です。つまり普通預金の利息の1300倍の金利を搾取されるということです。銀行は、我々から借りるときは0.001%で安~く借りておき、貸すときは1000倍の金利で貸し付けてくる。
う~ん。腹が立ってきましたね。
住宅ローンなど数千万単位の貸付ですから、この低金利で済んでいますが、車のローンなどは金利は3%くらいに跳ね上がります。キャッシングやリボ払いは、金利15%~20%ですので絶対にやめましょう。
つみたてNISA 20年後のシミュレーション
このままつみたてNISAを20年間継続したら、どれくらいの資産になるのかをシミュレーションしてみました。
私は現在、年間の最大投資額である40万円に設定していますので、40万円を20年間投資したシミュレーション(※)結果です。
※楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」
運用利回り22%(現在の利益率)
- 買付金額(投資額・元本): 7,992,000円
- 評価額(合計): 141,865,322円
- 利益(運用収益・含み益): 133,873,322円
- 利益率: 22.0715637%
なんと、19年目で1億円を越えています!。
さすがに、現状のように好調な時期が今後も続くはずは無いと思いますが、夢がありますね。
宝くじを当てるより、確率は高そうですし、ビットコインに投資するよりリスクは少なそうです。
難しいのは1億円たまって、どの段階で売却するのかの出口戦略も大切だと思います。
運用利回り(複数)
今年の利回り22%は、投資の天才のウォーレンバフェットさんをも上回る好成績ということですが、ウォーレンバフェットさんの15%と、長期運用の平均利回り3~7%の良い方の値7%で比較しました。
- 基本条件:私の今年の運用利回り
- 比較条件1:ウォーレンバフェットの運用利回り
- 比較条件2:長期運用の平均利回り
「最終積立金額」というところが、「元本(投資額)+利益」です。
元本(投資額)は、7,99.2,000円に対して、運用利回り7%の比較条件2でも合計金額「最終積立金額」が倍になっています。
- 基本条件:141,870,000円
- 比較条件1:49,860,000円
- 比較条件2:17,350,000円
なぜ、こんなに差がでるの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
これは「福利の効果」によるものです。
たとえば5%の利回りだとして10,000円投資します。
- 1年目は10000円の元本で500円の利益
- 2年目は10500円の元本で525円の利益
- 3年目は10525円の元本で526.25円の利益
という風に年利益の数字が上がっているのがわかると思います。
得られた利益も元本に乗せて運用される仕組みが福利です。
雪だるま式に、元本が増えていきますが直線的ではなく、指数関数的に上昇します。
つまり、時間が経つほど有利であり、つみたてNISAの長期運用はこれを狙う投資になります。
相対性理論で有名なアルバート・アインシュタイン博士が残した言葉です。身に沁みます
「複利は人類最大の発明。
知っている人は複利で稼ぎ、
知らない人は利息を払う」。
運用利回り(現実目線)
今年の利回り22%が20年続く保証はないですし、過去にもそれだけの実績を長期運用で実現した例も少ないと思いますので現実に目を向けます。長期運用の平均利回り3~7%で比較します。
- 基本条件:運用利回り7%
- 比較条件1:運用利回り5%
- 比較条件2:運用利回り3%
運用利回り5%ですと、2倍までは行きませんが、まあ嬉しい結果です。
運用利回り3%は、悲しい結果です。元本割れも可能性としてはあるので注意ですが、5%以上の結果で20年を迎えたいです。
運用利回り(銀行利回り)
ただ、銀行に預けていた場合を考えると、ゾッとしませんか?
一応確認してみてみました。お金を入れただけのリターンです。796円増えています。銀行預金は税制優遇がございませんので、利息の20.315%は税金で引かれます(鬼!)。
日本人は銀行に預ける事が当たり前と知らないうちに刷り込まれており、損をしているという感覚はないです。ただでさえ、政府の政策としては物価2%/年上げていく(現実伴ってませんが)計画なのに、銀行に預けているとほとんど利息がゼロですから、毎年2%ずつ損をしているのと同じです。我々親の時代は銀行の利回りが8%程度だったようで、リスク無しで資産を築けました。その親から、「預金しろ」と言われてきた我々は財布代わりに銀行に預けていたのです。しかも、貸していたお金を引き出すときには、なんとATMで手数料を取られることを理不尽とも思いませんでした。
今頃になって日本は、学校教育で金融に関する教育が少ない(ってゆうかほとんど無い)、と問題になっています。習字の授業で毛筆で「税金」って書いた記憶くらいでしょうか?それも税金を支払うのが国民の義務だと刷り込むためなんでしょうね。
金融の知識は誰もが必要な知識ですから、早く教えてほしかったですよ・・・
つみたてNISAのはじめかた
「つみたてNISA」をするためには、証券会社の口座が必要です。
証券会社はどこでもよいと思います。大切なのは、何に投資するかです。
私は、楽天を中心にネットショッピングをしていますので、証券会社は楽天証券にしています。楽天のサービスも含めてお得になることが多いため、迷わず楽天証券で口座を開設しました。
- 投資した金額の1%が楽天ポイントで還元される
- 楽天ポイントを投資に利用できる
- 楽天ポイント+現金で500円以上投資した月は、楽天の還元率(SPU)1%アップ
- 楽天銀行と口座連携(マネーブリッジ)すると楽天銀行の普通預金金利が0.1%
上限の年40万円をつみたてると、何もしなくても毎年4000ポイント(4000円分)必ず貰えます。これは、つみたてNISAの運用益とは別です。それに銀行だと20年で800円弱でしたので1年で銀行の5倍お得感です。
また、楽天銀行の利息(金利)が、三菱UFJ銀行などに比べて100倍になります。
ポイントが貰えて、またポイントを利用して再投資ができるということである意味、2重の福利運用ができるということですね。
つみたてNISAで税制優遇されお得になり、さらに他のサービスも含めてお得になるという理由で、楽天証券を私は使っています。
住宅ローンは負債
つみたてNISAは投資で、「福利の効果」を利用して利益(プラス)を伸ばすものです。
逆に、住宅ローンは、「福利の効果」で損失(マイナス)を伸ばすものです。
投資で福利の効果を感じた後に、その逆の負債である住宅ローンに置き換えて考えると怖くなりますね。固定金利ローンなら運用利回りが約束されている商品ですが、変動金利ローンであれば運用結果が上振れ、下振れするリスクある商品であることも考慮すれば認識は変わります。
投資は危険だ!と思う人が、ローンに対して危険認知していないということも多いのではないでしょうか?
銀行は高い金利で貸し付け、支払うときは低金利ですので、できるだけ早く住宅ローンの呪縛から逃れる必要があると思います。
しかし、1.3%の住宅ローンを返すために100万円を繰り上げ返済するくらいであれば、運用利回り2%の運用商品に投資すべきです。税制優遇無しの場合は税金がかかりますよ。
しかし多くの人は、「繰り上げ返済」をしない場合は、「銀行預金」を選んでいないでしょうか?
銀行預金こそが利回りがゼロに近い、運用商品であり物価が上がったり、円安になれば価値がどんどん下がります。銀行預金が運用商品だと認識していますか?
まとめ
つみたてNISAの1年間の運用利益が継続すると1億円が溜まる可能性がゼロではないという夢をみることができました。
現状路線の5%~7%でも期待できる結果ではありますので継続していきたいと思います。
数年後にバブル崩壊の可能性も示唆されておりますが、暴落があった方が最終の金額は大きく膨らむというシミュレーション結果もあります。ただ、20年後を迎える直前に暴落すると資産が一気に減る事になりますので注意が必要です。
現状路線の5%~7%でも期待できる結果ではありますので継続していきたいと思います。
数年後にバブル崩壊の可能性も示唆されておりますが、暴落があった方が最終の金額は大きく膨らむというシミュレーション結果もあります。ただ、20年後を迎える直前に暴落すると資産が一気に減る事になりますので注意が必要です。
アインシュタインも言っているように、無知な人ほど損をする時代です。
金融リテラシーの向上の勉強は更にしていきたいと思います。