東京オリンピック・パラリンピックの聖火「絶対消えないトーチ」が消えた

去年3月にギリシャで採火された聖火は消えてしまったが、
1年ぶりにギリシャから運ばれた聖火が日本の地を巡ることになる。
新型コロナの影響で、オリンピックの開催が危ぶまれたが、ひとまず聖火ランナーは2021年3月25日に福島県を出発しました。
しかし、スタートしてまだ2日目ですが、聖火が消えてしまうというトラブルが何回か発生しているようで心配になります。
そもそも聖火って消えても良いの?
ギリシャで採火された聖火は絶やすことなく、日本を一周する。
聖火が消えることなく日本一周できることが理想ではありますが、強い雨風に晒されれば、当然消えてしまう想定も必要です。
ランナーはトーチを掲げて走りますが、消えても良いようにスタッフが予備の聖火をランタンにともして並走しています。消えた際は、予備のランタンの火からトーチに火を移す(付ける)ことで、消えなかった!ってことになります(そういうルール?です)。
- 全てのランタンの火も消えてしまったらどうなる?
- 予備のランタンはいくつ持っている?
このような疑問を持ちましたが、その問いの答えは調べきれていません。
スタートして2日間で聖火が消える
- 25日(初日):リレー中に2度聖火が消える
- 26日:出発前のランタンからトーチに点火する前に、ランタンの火が消える
- ランナーが火がついていないトーチを掲げたまま1区間走った
トーチの予備として、ランタンでバックアップしていると、多くの方がご存じだと思います。
それ故に、ランタンの火が消えた時には、ヒヤヒヤしたのではないでしょうか。ランタンの火も予備があるので大丈夫というのは、案外知られていない。
3は、次のランナーに火を渡す(トーチキス)の時に、火が付いていなかったらしく、気づかずそのまま走ってしまい、スタッフが気づいてランタンから点火した。そして、そこから次の地点まで走ったそうです。
「そんなんで、良いのかな?」って少し思いました(人為的ミスは、やり直しても良いのではないかとも思いました)。
儀式・セレモニーなのだから寛大な心で
聖火が消えてしまったとしても、(印象は良くないですが)儀式なので、割り切れば良いと思いますが、新聞・ニュースでは大きく取り上げられてしまいます。何かあると、叩きまくる文化は何とかならないでしょうか?
過去の大会の聖火リレーでも、聖火は何度も消えているのですから。
その話題より、サンドウィッチマンの伊達みきおさんの「膀胱がん」の方が心配です。
ステージ1で手術成功したようで、良かったですね。
あれ、先ほど「1区間を聖火無しで走った」のを、「戻るべき」って言ってなかった???
個人的には、儀式なので、本当に好きなようにやってくれれば良いと思っています。
主催側としては、儀式として、しっかりやってる感を出したいだろうから、厳密に戻ってやり直した方が、厳格で儀式としては良かったのではないかと思ったのです。
でも、そんな事よりも1つ言いたいことがあるんです。
「絶対に消えない聖火」って何だったの?
東京オリンピック・パラリンピックのトーチは、台風並みの風雨であっても「絶対に消えない聖火」と言われていました。
組織委はこのトーチの構造に、自信を持っていた。歩いて前に進むのも困難な秒速17メートルの風、バケツをひっくり返したような1時間に50ミリの雨……。そうした状況でも消えない性能が求められ、強度を高める技術を結集していたはずだった。
なのに最大風速5m程度の天候で、「初日からトーチの火が消えとるやないか~!」。
消えたことは仕方がないです。
ただ、初日から消えるのは、後先不安は残りますが。
それよりも、台風並みの強風や、大雨にも耐えられるトーチの開発に、費用をどれくらい注いだのでしょうか?そこまでのスペックって必要です???
儀式だから・仕方がないってなるんだから、ここにお金掛けなくて良いでしょ!
というのが、私が言いたかった事です。
「聖火トーチ」は日本工機株式会社の登録商標。この会社が悪いと言ってる訳ではないですよ。癒着さえなければ。。。
聖火トーチ® - 製品情報 | 日本工機株式会社プロモーションサイト
雨にも負けない、風にも負けない、絶対消えない聖火トーチ®。各種協議会や国体などだけでなく、地方公共団体のスポーツイベントや、運動会などで幅広く利用されています。
蓮舫さんが事業仕分け(スーパーコンピュータ「京」)の時のように、「2位じゃダメなんですか?」とは言ったように、突っ込む人はいなかったんでしょうか?
ちなみに「京」は2年前に7年間の運用に終止符を打ち、システムは停止しました。
最後に…
儀式は、儀式で、主催者で好きなようにイメージ良く作り上げればいいです。細かい失敗なんて、オリンピックが始まってしまえば誰も覚えてないでしょう。
コロナの影響で、アスリートの方は1年待たされ体力・技術・メンタルを維持し、それでもチャレンジする姿を、もっと取り上げるべきだと思います。
サンドウィッチマンの伊達さんの膀胱がんの話題を出しましたが、
柔道金メダリストの古賀稔彦さんが53歳という若さで、お亡くなりになりました。こちらも、がん(癌)ということです。ご冥福をお祈りすると共に、オリンピックでのこれまでの功績に改めて感服いたしました。
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