住宅借入金等特別税額控除申告

それは「住宅借入金等特別税額控除申告書」です。今年で提出は2回目となります。
国から都道府県・市町村への税源移譲により、平成19年1月から所得税(国税)が減り、その分6月から住民税(地方税)が増えています。しかし、税源の移し替えなので、「所得税+住民税」の負担は基本的には変わりません。
税金の合計は同じですが、支払った所得税が戻ってくる住宅控除を受けている人には影響があります。私もそのうちの1人です。
私の住宅控除の制度は10年間、ローン残高の10%が所得税をMAXとして戻ってくるというものでした。2500万円のローン残高があった場合、25万円が戻ってくる可能性がありますが、所得税を上限とする為、所得税を15万円しか支払っていなかった場合、所得税全額の15万円が戻ってくる計算です。つまり、10万円は貰えません。自分の所得の少なさを嘆くしかありません


ただ、税源移譲後は所得税が減少し、住民税が増額されます。総額は同じでも支払った所得税を上限とする住宅控除を受けている我々にとっては、最初の約束と違うということになります

所得税が10万円となり、住民税が5万円増えた場合などは、15万円戻って来ていたのが10万円に減ってしまいますので、かなりの損失です

そこで、住民税として減ってしまった所得税を申告することで、移譲前同様に戻ってくるというのが、軽減措置です。ただ、住民税から戻ってくるということで、都道府県・市町村に対して別途申告が必要です。自動的にやってくれると楽なのですが、年末調整は国、こちらは各自治体ということなので仕方ないのかもしれません。まぁ、戻ってくるから良しとしましょう

市から、用紙が送付されてきました。今年に入ってすぐ申告しようとしましたが、用紙には申告期限として2/16~3/16となっており、まだ申告できないようです。
皆様、忘れずに申告してくださいね
