有線LANケーブルの壁内配線(業者敷設編)

先日、サービスプロバイダーのコミュファ(by CTC)の、「ゴールドメンバーズ」という長期会員の特典サービスを使い無償で有線LANの敷設を依頼できる事を知ったので、予約を取りました。
在宅勤務でのネットワーク環境の安定化に向けて、これまで有線LANの敷設にトライしております。「LANケーブルの長さ不足」、「あと2mで引っ掛かり」が発生して、いまだに有線LANの敷設が実現できておりません。今後の方針を考えておりますが、そろそろDIYでの対応は限界に近づいています...
今回は、有線LANの敷設作業を実施して頂きましたので、その模様をお届けします。
作業の概要
時間どおりに作業員2名が到着されました。
まずは「ご挨拶」をして、「LAN敷設の場所の確認(1Fと2F)」を行った後、「作業内容の確認」をしました。
概要
- 作業員:2名
- 作業時間:1時間(10:00~11:00)
- 作業内容:
- LAN敷設
- LANコンセント取付
通信速度についての注意点
今回敷設を依頼したLANケーブルの規格は、速度10GbpsのCAT6Aです。
後からクレームが入らないよう(?)、電話依頼時と同様の事前確認がありました。
確認事項
- 契約プランは1Gbpsなので速度は出ない
- WiFiルータの4ポートの内、CAT6Aは1か所のみ
- プラン変更するまでは、先行投資の位置づけになる
これまでの苦労ポイント
先日、私が作業を実施して苦労したポイントをお伝えしておいた方が事前に想定でき作業効率が上がるかと思いお伝えしました。電話予約の際に、CAT6Aは太くて固い配線であるため、結構な確率でCAT5eに変更になると釘を刺されていましたので、何としても頑張って欲しいという想いからです。残り2mの地点で何度やっても引っかかった事を強くアピールしておきました。
CAT6aのLANケーブルの配線を今日こそ完了させる(作業編)
前回、1階と2階をつないである空のCD管(空配管になってしまった)に、掃除機を使ってビニル紐を通すことができました。今回は、新たに購入したCAT6Aの20mのLANケーブルを敷設していきます...
作業員の方は、「ありがちですね~」って感じで、余裕な雰囲気だったので安心しました。
また、距離が長いと2人で押したり引いたりしてやらないと難しいということでした。
確かに、全く歯が立ちませんでした
LAN敷設
作業内容としては、先日DIYで実施したやり方と同じです。
ただ、違う点は「2名での作業」と「通線ワイヤーを使用」した点です。
通線ワイヤーを自分で購入しようと思っていましたが、やっぱりプロ用のものはしっかりしている印象です。同じものを購入したら結構高そうです。
通線ワイヤーの疎通は5分もかからず完了しました(さすが!)。
次に、通線ワイヤーとLAN配線とを結び引っ張っていきます。
特にヤバいっていう雰囲気も感じられません。1Fと2Fの離れた作業ですので、電話でやり取りし確認しながら押したり引いたり想定の範囲内の作業をされているようでした。
10分程度で有線LANが1Fから2Fに通りました(凄いです)。
一つ言い忘れていましたが、「潤滑材」も使われています。
私も一度使用しましたが、接続部の太くなった部分に塗っただけでしたが、配線全般に薄く潤滑剤を塗られていたようです。
夢にまで見た光景です。
開始から30分程度で完了してしまいました。
LANコンセント取付
「LANコンセントの取付」は、壁面のコンセントパネルの空きスペースに、LANケーブルの差込口を取り付けます。
1Fはルーターに刺さるだけなので、長さも決まっているのでLANコンセントではなくモジュラーを取り付ける提案もありましたが、サービス内(無料)の作業であり費用の高いLANコンセントを1Fと2Fの両方に設置してもらうことにしました。追加でLANケーブルは必要ですが、余りはありますので。
LANコンセントの機器と、LANケーブルを接続する加工をしていきます。
確かに、CAT6Aのケーブルは非常に太いですね。私が購入したのはフラットケーブルですが、3倍くらいの断面積がありそうです。
この作業は、私がたどり着けなかった領域です。
かしめ工具は必要なタイプでしょうか?
個人で行うなら工具不要のタイプが良いと思います。
配線が完了したら、当然テスターでチェックします。
このあたりもプロがゆえですね。私だったら、パソコンの配線を変えてネットに繋がるかを確認するだけです。繋がる以外の不具合も無いかチェックできる点が違いますね。
作業完了
全ての作業時間は、45分程度でした。
LANコンセントは白色しか無いということで、1Fの腰板に合わせた茶色のプレートだと目立ちますが、パソコンデスクの下ですので問題ありません。
2Fは、白で統一されています。
LANコンセントは、使っていないときに蓋が閉まるタイプが良かったのですが、常時空いているタイプです。
そして、CAT.6Aと刻印がされています。
銀色で目立ちますね。
LANの口が3つ設置可能ですので、どの位置が良いか聞かれましたが、特に拘りないですしこれ以上は増えないので、真ん中にしてもらいました。
まとめ
ようやく夢にまで見た有線LANの配管が完了しました。
最初から業者に依頼すれば良かったのですが、経験を積んでから業者に依頼できたので経験値を少し上げることができて良かったと思っています。
費用(確定)
- 基本料金(出張費込):3000円
- 現場調査費用:2200円
- ケーブル敷設工事 LAN(カテゴリ6Ax15m):13,300円
- ケーブル加工 LANコンセント取付x2か所:13,600円
合計32,100円分が無料サポートの範囲という事で請求なしで作業を行って頂けました。有料だとかなり割高だと思える分、無料での有難味が身に沁みます。
毎年4万円分の作業費が無料になるので、来年も別の部屋の配線をお願いしようかと思います。