網戸の交換(張り替え)をDIYでやってみた(実施編)
蚊やコバエなどの虫が増える季節になりました。網戸ですが居住してから20年近く張り替えたことがないですが、昨年1Fの網戸2つが劣化して穴があき、このままだと虫が入り放題という状態になっていて、前から気になっていました。ただ、網戸の交換なんて、行ったこともなかったので中々着手できずにいましたが、ゴールデンウィークの休みを利用して、重い腰を上げました。...
それでは早速、網戸の交換(張り替え)を行っていきましょう。
網戸交換の流れ
簡単に言うと、網戸の「網を外し」、外した手順と逆で「網戸を取り付けて」いきます。
手順
- 網戸フレームを窓枠から外す
- 網戸の設置・清掃
- フレームから網を外す
- 新しい網を配置
- 「網押さえゴム」で網戸の取り付け
- 仕上げの網カット
網戸フレームを窓枠から外す
全体の作業の中で、一番悩んだ工程です。
何が大変だったかというと、網戸の外し方が分かりませんでした。
下の写真でいうと、網戸フレームの上部に白色のプラスチックの部品が付いています。
「それを調節して外せば良い」と思っていました。(これは正解です)
それで、長穴になっているところのビスを「プラスドライバー」で緩めて、白い部品を下げます。
網戸を上に持ち上げることができるようになり、外れるものと思っていましたが、力を入れても一向に持ち上がらず、時間を消費してしまいました。
取扱説明書を出してきて、確認してもこれまでのやり方が間違っているようには思えません。
結局、力一杯やってみたら片側だけ上に上げることができたので、同様に力づくで持ち上げたら、外れました。
網戸の設置・清掃
ようやく網戸を外すことができました。
作業場所に網戸を設置します。
汚れていますし、作業中細かなゴミも出ますので、家の中で行うなら新聞紙や、ブルーシートを敷きます。外での作業の場合も、網戸フレームの塗装が剥げたりしないようブルーシートなどを敷いた方がよいでしょう。
必要に応じて、網戸を清掃します。
作業中に手が汚れるのを防ぐのと、たまには網戸を掃除しましょう。結構汚れています。
フレームから網を外す
網戸の網は、網戸フレームに「網押さえゴム」を押し込んで固定されています。
従いまして、網を外すためには、「網押さえゴム」を外せば良いという事になります。
網押さえゴムは、網戸フレームの溝を一周するように、ねじ込まれていますので、先端を見つけて「マイナスドライバー」で持ち上げて、あとは手で引っ張れば気持ちよく簡単に取れます。
新しい網を配置
ここから、交換作業になります。
購入した新しい網戸の網を、網戸フレームの上に設置します。
網戸の網は、ロールで購入したので網戸フレームより少し大きめにカットします。
作業性を上げる為には、網戸を固定する「クリップ」があると良いです。
網戸が丸まってしまうのと、網戸をピンと張った状態でゴムで固定していくためです。
「網押さえゴム」で網戸の取り付け
「網押さえゴム」を、網戸フレームにねじ込んで、網を固定していきます。
ここから、初めてだと感覚が分からない為、少し緊張します。
開始部分
最初の部分では網戸の張りに関して、あまり気にすることなくゴムを押し込みます。
先端をねじ込んだら、「網押しローラー」で徐々にフレームのレールに沿って転がしていくと、網押さえゴムが押し込まれていき、網戸が固定されていきます。最初は力加減が難しいのでゆっくりやりました。
曲がり部分
曲がり角では、「網押さえゴム」を溝に押し込む必要があります。網戸フレームの溝は直角ですが、ゴムは厳密には曲がっているので、どうしても押し込み作業が発生します。
今回購入した「網押しローラー」の、ローラーの反対部分が、局所的にゴムを押し込むときに利用するようになっていたので、楽でした。
対角の部分
2辺が完了したら、その対角になりますが、ここの作業は網戸の張り具合に影響しますので、慎重に行います。
やることは同じですが、網戸をピンと張った状態で作業します。
ピンと張りすぎると、ゴムをねじ込めないので、多少の遊びを持たせて引っ張りながら、もしくはクリップで固定して作業を進めます。
終端の部分
いよいよ終端です。
開始点とピッタリになることが理想ですが、ピッタリでなくても網が外れ落ちることは無いので、見た目のこだわり具合で、気合いの入れ方が変わります。
ピッタリの長さで「網押さえゴム」をカットして、終端を押し込みます。
少し隙間が空きましたが、まあ良しとしましょう。
仕上げの網カット
いよいよ、最後の工程です。余分な網戸の網をカットしていきます。
この工程も、テクニックが必要です。
網戸のカットは、ハサミかカッター、または専用器具を使います。
カッターは網戸フレームを傷つけそうだったので、ハサミでカットします。
こつは、網戸フレームにハサミを置いた状態にして、乗せた状態でスライドしていきカットしていきます。カットに力は必要ないです。
しかし、ハサミではギリギリでカットが難しいので、専用器具があると便利だと思いました。
また、今回使用したゴムが太目だったため、押し込みに結構力が必要でしたのでゴムの太さが変えられるゴムがあると作業性はあがると思います。
下記のセットのように「幅可変のゴム」、「網押しローラー」、「カット器具」など網戸交換に必要なセットがお手頃な価格で販売されいますので事前に揃えておくと、短時間かつ高品質に仕上がったと少し後悔しています。
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網戸が外れなかった理由
最初の工程の、網戸の取り外しに時間を要してしまいました。
力づくで取り外したためか、上部の部品を確認するとプラスチックの部品が破損していました。
この部品ですが、「 網戸の振れ止め(外れ止め)」と言って、網戸が窓枠から落ちるのを防止する役割です。
網戸の上部に取り付けられています。丸くなっている部分が、バネで可動しますので、風などで網戸が外れる事がないですし、網戸を外すときに手動で持ち上げるとこの部品が可動することで持ち上げが可能になり網戸を外すことができます。
ただ、力ずくで外さなかった2枚目の網戸の「振れ止め(外れ止め)」も割れていました。
プラスチック部品ですので、20年近く屋外に晒された状態ではやむを得ないのでしょう。金属にすべきではないかとも思いましたが、それはそれで錆たりと別の問題が発生するのでしょう。
今回は、部品の調達ができなかったので、そのまま取り付けましたが、特に網戸の開閉が悪くなったということもありません。逆に、今まで破損していた部品を取り除いたことでスムーズに開閉することができるようになりました。2階の網戸だと落下の不安もありますが、今回は1階の網戸でしたので、そのままにしています。近々、部品を調達して取り付けをしたいと思います。
まとめ
今回は網戸を2枚交換しました。1枚目は網戸の取り外しで時間を取られたのと、慎重に行った為1.5時間ほど掛かってしまいましたが、2枚目はなんと全行程15分程度でできました。
網戸交換はDIYレベルとしては、かなり低い方ですので、【くらしのマーケット】
などの業者へ依頼するのも良いですが、十分自分で対応できる作業だと思います。

まあ、最初にしてはうまくいったと思っています。
次回からは、もっとスムーズにできると思いますが、専用の道具があった方が、品質良く仕上がると思いました。